センター現代文の点数を上げるための過去問の使い方
こんにちは、はるです。
本日はセンター現代文点数を上げ、そしてその高得点を維持するための方法を伝授します。
センターの過去問を使って現代文の対策でしょ、やってるやってる!
具体的にどういう手順で勉強しているの?
まず時間を測って解く、時間が来たらそこで終了、丸つけして、解答解説に書いてある解答の根拠を読みます、終わり!
このような会話が生徒との会話でよく起こります。
しかしこれではセンター現代文の成績は伸びていきません。
では、なぜこれでは点数は伸びていかないのでしょうか?
その理由を語るとともに、正しい過去問の活用方法を共有していきたいと思います。
なぜ上記の手順じゃ点数は伸びないのか?
上の手順で過去問を進めている人は多いでしょう。このような人は過去問をなぜやるべきなのか、その理由を履き違えていることが多いです。
と、ここで
「解答解説を読んで解答の根拠を見つける作業は大事なんじゃないの?」
と言う反論が考えられます。
しかし、よく考えてみてください。
もちろん解答解説を読んで「ここにこの言葉があるから3が正解なのか!」と納得することは大切かもしれません。しかし、この作業が次の問題を解く時の点数アップに繋がるでしょうか?
答えは No です !!!!!!
なぜなら、センター試験では過去問と全く同じ文章、全く同じ問題は出ないので。
このような人たちは「過去問二周目では8割越えるのに、やっぱ新しくやったやつは取れないなー」と当たり前の悩みを口にします。
じゃあどうするのが正しいの?これからそれをお話しします。
9割〜満点を取るためにゴールを具体化する
過去問は最強の武器なので存分に使いましょう。ただし使い方によっては勉強時間を削る爆弾にもなるので注意が必要ですね....
さて、ここから過去問の正しい使い方を説明していきます。
まず、過去問を扱う前に参考書を用いて読解法、解答法を身につけます。
この時使う参考書は「出口のシステム現代文 バイブル編」もしくは「駿台文庫 現代文 読解の基礎講義」をおすすめします。
現代文の勉強のイメージとして、アウトプットの印象が強いように感じられますが、この読解法と解答法をインプットする作業がとても大切になってきます。
時間をかけてゆっくりゆっくり読解法、解答法を自分のものにしていく。本番を迎える頃には、文章を客観的に読むことができ、絶対に解答を間違えないような受験生になっていることでしょう。
「でも先生! どうやってこの参考書に書かれている読解法解答法を頭に刷り込ませていくんですか?」
そう、この時に 過去問 を使っていくのです !
過去問を解いて解答解説を読む、まではいつも通り。そしてここから
なぜ間違えたのか?を言語化しノートにまとめていく。そして最初に購入した読解法解答法の載っている参考書と自分が解いた跡を見比べながら、参考書通りの読み方解き方が出来ていたのかをチェックする。
こうして理想の読解法解答法に近づけていきます。
この作業を続けることで一ヶ月後には参考書通りの読み方解き方ができるようになっており、点数も伸びていることでしょう。
正しい読解法解答法も知らずに、ただ単に解いて終わり。もしくは読解法解答法の書いてある参考書をクリアしたはずなのにそれを確認しないで終わり。
これらはゴールを点数でしか表現できないのでいつまでたっても不安が募り、また成績も安定しません。
一方で正しい読解法解答法を確認するという作業をすることで、「正しい読解法解答法を身に着ける」という明確なゴールが生まれます。
この明確なゴールを目指して、過去問を用いて勉強していくと、みるみるうちに参考書の内容が頭に組み込まれ、そして点数も高得点が維持されることでしょう。
さらにさらに、本番でどんだけ緊張しようとも問題ありません
なぜなら正しい読解法解答法は完璧に頭に刷り込まれているから間違え方も分かりません、という状態になっているからです。
まとめ
- 過去問を用いてただただ解いていくのはNG
- まず、読解法解答法の書いてある参考書を一周する
- 次に過去問を用いて読解法解答法を刷り込ませていく
これらのことを徹底すると現代文の成績は確実に上昇します。また、その点数が安定するというのも魅力です。
ぜひ、実行してみてください!